心を込めてお送りいたします♪
SHINDO WINES pH4.3 WHITE 2022(クール便推奨)
販売価格: 2,691円(税別)
(税込: 2,960円)
商品詳細
pHが高い、酸が穏やかな巨峰100%の白ワイン
一般的にpH値が4.0を超えるワインはほとんどありません。
4.0を上回ると、瓶内で微生物による劣化のリスクが高まるばかりでなく「酸」が少ないため味わいにキレがないと評価されやすいからです。
一般的な白ワイン用のブドウは酸度の高いものがほとんどですが、暑い夏にブドウの収穫期を迎える九州では、一般的に熟した巨峰は糖度だけ高く「酸が低い」「酸が抜けている」と表現されることがあります。
しかし、とてもおいしく食べられるので、ワインにしてもおいしいのではないか、熟した巨峰で白ワインを造ってみようと思いつきました。
食用ブドウと使用するときは、ヴェニフェラ系のブドウと比べ、より糖と酸度の関係性を重視することがあります。
多くのワイナリーでは熟しきっていない「青い」ブドウを使うことによって酸度を補うことがあります。
しかし適塾していないブドウからは口当たりがフラットで青臭いワインが出来てしまいます。
本ワインは、除梗して一晩のスキンコンタクト後に搾った果汁を発酵させたワインと、ダイレクトプレスで果汁だけを発酵させたワインをブレンドしています。
醸造にあたり、酸度が低くてもきれいでおいしい白ワインを造るために参考にしたのが、ワインメーカーの阪本がかつえ日本酒製造にかかわっていた経験です。
発酵時は吟醸造りからアイデアを得て、香りが華やかになるようにステンレスタンクでゆっくりと低温で発酵させました。
本ワインのpH値の4.3は一般的な日本酒のpH値と似ており、余韻もどこか純米酒に似通ったところがあります。
シャープな酸度こそありませんが、熟した巨峰の持つ優雅さを持つ「純米吟醸酒」を彷彿とさせるワインに仕上がりました。
SHINDO WINESでは夏に最適なワインを目指しておりますが、このワインは日本酒のように一年中飲んで楽しめる一本となりました。
九州のワインの極めてまれな一例としてお楽しみいただけると幸甚です。
暑い九州でとれる巨峰だからこそ実現できた味わい、九州でした表現できないワインになっていると信じております。
商品仕様
製造者 | SHINDO WINES |
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製造者住所 | 福岡県朝倉市比良松185 |
種別 | 果実酒 |
原材料 | ぶどう(福岡県うきは市産) |
ヴィンテージ | 2022年 |
アルコール度数 | 11% |
容量 | 750ml |
備考 | クール便推奨 |
他の写真
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左から「UKIHA BUBBLES 2021」「UKIHA BUBBLES 2022」「ASAHA WHITE 2022」
日本の気候に適した、タフなブドウの存在
ワイン造りにおいて最も大事な要素である、ブドウの話をさせてください。
まず、福岡でブドウを栽培することは容易ではありません。
ご存じの通り、九州の夏は暑く湿潤で、栽培期間に多量の雨が降ったり、台風が到来したりと、決してブドウ造りに優しい環境ではないのです。
福岡で育てられているブドウの多くは、ハイブリッドブドウ(生食用のブドウ)です。
ハイブリッドブドウは、伝統的なワイン造りに用いられるブドウと比べて、比較的病気に強い特徴があるため、温暖湿潤な福岡でも育てられるタフな存在なのです。
しかし、目まぐるしいスピードで気候変動が進んでいるなか、湿気や病気に強いハイブリッドブドウは、今後は世界的に重宝されるだろうと予測しています。
病気にかかりにくいということは、農薬の使用量を削減でき、有機栽培にも向いている品種でもあるからです。
日本の気候にフィットし、日本の風土やオリジナリティを表現するのに、ここまで適したブドウはないと、私たちは考えております。 -
人的介入を最小限に抑えた、自然のままの味わい
ブドウが育つ環境が違えば、ワインの味わいもそれに応じてしかるべきではないでしょうか。
しかし、サイエンスが発達した結果、世にある多くのワインは規格を持った工業品となってしまいました。
必要以上の人的操作が加わると、フランスで造ろうが、オーストラリアで造ろうが、土地ごとの異なるニュアンスが失われ、似通った味のワインになってしまうのです。
そのため、SHINDO WINESでは人的介入を必要最低限に抑え、福岡ならではのブドウの風味を感じられるワイン造りを目指しています。
地元産のブドウを使用(全量、福岡県うきは市の農家さんに育てていただきました)
野生酵母の使用(ブドウの皮の表面に棲む酵母を使って醸造)
無補糖、無補酸、 無濾過
酸化防止剤は基本不使用(避けられない場合のみ、ごくごく少量を用いる)
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